練習場のマットの上で、今日も黙々と球を打つ。目新しいドリルに飛びつくわけでもなく、同じクラブで、同じテンポで、納得のいくまで反復する。あなたはそういう職人気質のゴルファーです。コツコツ積み上げた感覚は簡単には崩れない、一生モノの財産です。流行りのスイング理論にすぐ浮気しない頑固さも、含めての職人です。

その真面目さは周りもよく知っています。だからこそ同伴者は不思議がるのです。「あれだけ練習しているのに、なぜ本番で…」。あなた自身が一番分かっているはずです。練習場のあのショットが、コースに出た途端どこかへ行ってしまう。でもそれは実力不足ではありません。本番を「特別な場」にしすぎているだけ。体は場所を区別しないのに、頭が区別してしまっているのです。