レッスン動画も、雑誌の「正しいスイング」も、一応は目を通します。でも、そのまま採用はしない。実際に打ってみて、自分の手に馴染んだものだけを残す。あなたはそういうゴルファーです。他人の正解を借りるより、自分で確かめた答えのほうを信じる。

だから、あなたのゴルフは誰とも似ていません。同伴者が9番を持つ場面でユーティリティを短く持ったり、誰も見ていない方向に打ち出して結果的にピンに寄せたり。「なんでそこからそう打つの」と言われた経験も、一度や二度ではないでしょう。教科書には載っていないけれど、あなたの中ではちゃんと筋が通っている。

型にはまらないことは、扱いにくさではなく武器です。ただひとつだけ、自分で道を作る人ならではの弱点があります。

コースでの傾向と強み

あなたの本領は、教科書が答えを持っていない場面です。木の下からの低い球、左足下がりからの寄せ、傾斜のきついライ。定石が通用しない状況ほど、あなたは自分の引き出しからすっと一本を取り出せます。人が「無理だ」と判断するところで、あなただけが別のルートを見ている。この発想の広さは、理屈から入った人には出せないものです。

クラブ選択も自由です。番手どおりに打つより、いつもの7番を短く持って低く出すほうが確実だと知っていれば、迷わずそちらを選ぶ。数字ではなく自分の実感で決められるので、風の日や特殊なライでの適応力が高い傾向があります。乗った日は、コースと会話するように攻めていけます。ベストスコアを更新するのは、たいていそういう日です。