朝イチのティーショットを、素振りもそこそこに打つ。それが真っすぐ飛ぶ。あなたのゴルフには、そういう「神様に愛されているとしか思えない日」が年に何回かあります。ノリと勘と度胸で攻め、本番のプレッシャーをむしろ楽しめる。この資質は、練習場に何万球積んでも手に入らないものです。

ハマったときの爆発力は、ちょっと他では見ないものです。しかも周りを巻き込む明るさがあるので、あなたがいる組はだいたい盛り上がります。同伴者の記憶に残るのは、いつもあなたの「あの一打」でしょう。私は、その明るさもゴルフの才能のひとつだと思っています。

ただ、本人だけが知っています。あの日の自分が何をしていたのか、実はよく覚えていないことを。聞かれても「いや、普通に打っただけ」としか答えられない。あの好調な日を再現できるかどうか——エースの伸びしろは、才能ではなく記憶のほうにあります。

コースでの傾向と強み

コースに出ると、あなたの判断は速いです。狭いホールでもドライバーを抜かない。池越えのパー3で刻む選択肢は、最初から頭にありません。この「迷わなさ」は無謀に見えて、実はスイングを縮ませない立派な技術です。感覚派のあなたは、迷った瞬間に体が止まるタイプ。だから迷わないことが、そのまま良いショットの条件になっています。

もうひとつの強みが、プレッシャーがかかるほど集中が上がること。同伴者が固まる場面で、あなただけ楽しそうにしている。ここぞの一打が決まる確率は、普段のショットより高いくらいかもしれません。ミスしてもすぐ忘れられる切り替えの早さも武器です。前のホールの大叩きを引きずらない人は、実はそれだけでスコアを守れています。