スライスが出たとき、あなたが最初に知りたいのは直し方ではありません。「なぜ今のが曲がったのか」のほうです。フェースの向き、クラブの軌道、入射角。バラバラに見える要素がどう噛み合って今の球になったのかを頭の中で組み立てて、筋が通った瞬間に、ようやく気が済む。
その腑に落ちる感覚は、バーディーとはまた別の快感です。誰かに「こう直せ」と言われて直る球より、自分で理由まで辿り着いた球のほうが、あなたには価値がある。答えを覚えるのではなく、答えを導けるようになりたい。それがあなたのゴルフです。
だから本当は、教わらなくても直せる人です。問題は、その思考がコースの上まで付いてきてしまうことだけ。
コースでの傾向と強み
あなたの武器は、ラウンド中の修正力です。前半でスライスが出ても、球筋から原因を逆算できるので、ハーフターンまでに立て直せることが多いタイプ。同じミスでも「今日はフェースが開いている」のか「軌道が外から入っている」のかを切り分けられるから、打つべき対策が一発で決まります。原因を当てずっぽうで探さないぶん、復旧が速いのです。
この力は、初めてのコースでも効きます。傾斜がこうだから球はこう出る、風がこの向きだから曲がりはこう増える。目の前の条件から結果を推測できるので、打つ前に外し方の見当がついている。同伴者から「習ってたの?」と聞かれるくらい理にかなって見える日があるはずです。それは偶然ではなく、あなたの理解が正しく働いた日の姿です。
