会社の付き合いで誘われた、周りが次々と始めている、健康のために体を動かしたい。きっかけはあるものの、「ゴルフを40代から始めるのは遅いのでは」とためらっていないでしょうか。周囲には学生時代からの経験者も多く、いまから追いつけるのかと不安になる気持ちはよくわかります。
先にお伝えすると、40代からのスタートは遅くありません。ゴルフは年齢を重ねても続けられる数少ないスポーツで、40代で始めて長く楽しんでいる人はたくさんいます。むしろ40代には、若い頃にはなかった強みもあります。
この記事では、40代からゴルフを始める際の手順と、体力や時間の制約がある中で無理なく上達していくための考え方を、順を追って紹介します。
結論:40代からのゴルフは「遅くない」どころか続けやすい
結論からお伝えします。40代スタートが現実的である理由は、次の3つです。
- ゴルフは瞬発力より再現性のスポーツ: 全力疾走もジャンプも不要で、体力のピークを過ぎていても十分に取り組める
- これから何十年も楽しめる: 40代で始めれば、50代、60代と続けるほど経験が積み上がっていく
- 大人の学び方ができる: 目的を決めて計画的に練習する力は、若さよりも上達に効くことが多い
不安の正体は「遅いかどうか」ではなく、「何から手をつければいいかわからない」ことにあるケースがほとんどです。次の章から、始め方を具体的に見ていきます。
40代から始める人がつまずきやすいポイント
始め方の前に、40代スタートの人が陥りがちなつまずきを知っておきましょう。先に知っておくだけで、多くは避けられます。
ひとつめは、経験者との比較で焦ることです。同伴する経験者は10年、20年とゴルフをしてきた人たちです。始めたばかりの自分と比べて落ち込むのは、前提からしてフェアではありません。比べる相手は「先月の自分」だけで十分です。
ふたつめは、いきなり飛距離を求めることです。力いっぱい振るほどフォームは崩れ、体への負担も大きくなります。40代からの上達は、飛ばすことよりも「同じように打てること」を優先したほうが、結果的にスコアも縮まりやすくなります。
みっつめは、準備運動を省くことです。仕事帰りに練習場へ直行し、いきなりフルスイングを始めると、体がついてきません。練習前に肩や股関節を軽く動かす習慣は、若い頃以上に大切になります。違和感や痛みが続く場合は無理をせず、医療機関に相談してください。

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40代からの始め方:最初の3ステップ
実際に始めるときの流れを、3つのステップに分けて紹介します。
ステップ1:道具は最小限から
最初からフルセットを揃える必要はありません。練習場はクラブをレンタルできるところが多く、まずは手ぶらで体験してみるのが手軽です。続けると決めてから、中古クラブや初心者向けのハーフセットで始めれば十分です。何をいつ買うべきかは、初心者が最初に買うものをまとめた記事で詳しく整理しています。
ステップ2:最初の数回はレッスンで基礎を作る
独学で始めると、自己流のクセがつき、後から直すのに時間がかかりがちです。最初の数回だけでもレッスンでグリップとアドレスの基礎を教わると、その後の独習の効率が大きく変わります。動画教材も豊富な時代ですが、自分のスイングを見てもらえる機会は初期ほど価値があります。
ステップ3:コースデビューは「スコアを数えない」つもりで
練習場である程度ボールに当たるようになったら、思い切ってコースに出てみましょう。最初のラウンドの目的は、スコアではなくコースの流れを体験することです。経験者に同伴してもらい、進行やマナーを教わりながら回ると、2回目以降の不安が大きく減ります。
40代からの上達の考え方
始めた後、限られた時間でどう上達していくか。40代に合った考え方を紹介します。
まず、練習は「長く週1回」より「短くても回数を分ける」ほうが、感覚を忘れにくく続けやすい人が多いようです。仕事や家庭との両立を考えると、1回の練習を短くして頻度を保つ発想が現実的です。
次に、練習配分はショートゲームに厚めに。ドライバーの飛距離は伸ばすのに時間がかかりますが、アプローチとパターはコツをつかめば比較的早くスコアに反映されます。スコアの半分近くはグリーン周りとグリーン上で打つ打数だと意識すると、練習の優先順位が変わってきます。
そして、長期の視点を持つことです。ゴルフは50代、60代になっても上達を実感できるスポーツです。実際に50代からゴルフを始める方に向けた記事や、60代での上達の考え方をまとめた記事で紹介しているとおり、年齢に合わせた取り組み方をすれば、伸びしろは長く続きます。40代の今はその長い道のりのスタート地点であり、焦る理由はどこにもありません。

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よくある質問
40代から始めて100切りはできますか?
期間は人それぞれですが、40代から始めて100切りを達成する人は珍しくありません。大切なのは期限を切って焦ることではなく、ショートゲーム中心の練習と、無理をしないコースマネジメントを続けることです。積み重ねた分だけ近づく目標だと捉えてください。
運動経験がほとんどなくても大丈夫でしょうか?
大丈夫です。ゴルフは走力や瞬発力を競うスポーツではなく、自分のペースで取り組めます。運動経験がない方こそ、最初にレッスンで基礎を作ること、練習前に体を軽く動かす習慣をつけることを意識すると、安心して続けられます。
練習はどのくらいの頻度ですればいいですか?
決まった正解はありませんが、間隔が空きすぎると感覚を忘れやすいため、短時間でも定期的に続けることをおすすめします。練習場に行けない週は、自宅でパターマットを転がす、鏡の前でアドレスを確認するだけでも、感覚の維持に役立ちます。
一緒に始める仲間がいません
ひとりで始める人も多いので心配はいりません。練習場のスクールに入ると同時期に始めた仲間ができやすく、コースデビューの同伴者も見つけやすくなります。ひとり予約で他の組に合流できるサービスを活用する人もいます。
まとめ
- ゴルフは瞬発力より再現性のスポーツで、40代からのスタートは遅くない
- 経験者と比べず、「先月の自分」との比較で進歩を測る
- 道具は最小限から。最初の数回はレッスンで基礎を作ると遠回りしない
- 練習は短くても回数を分け、ショートゲームに厚めに配分する
- 50代、60代と長く楽しめるスポーツだからこそ、焦らず積み上げる
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