初ラウンドを終えて、スコアカードの数字を見て落ち込んでいませんか。あるいは、これから初ラウンドを控えて「ゴルフ初心者のスコアってどのくらいが普通なんだろう」と検索しているところかもしれません。150前後、ときには数えきれないほど叩いてしまい、「自分は向いていないのでは」と感じる人は少なくありません。
でも、その数字は失敗の証ではありません。ゴルフのスコアには、初心者が必ず通る段階があり、最初の数字が大きくなるのはルール上ほぼ避けられない構造があるからです。
この記事では、初心者のスコアの段階別の目安と、数字が大きく見えるカラクリ、そして数字との上手な付き合い方を順番に解説します。読み終える頃には、次のラウンドに向けて「何を目標にすればいいか」がはっきりするはずです。
結論:最初は150前後でも普通。目標は段階的に下げていく
先に結論をお伝えします。初ラウンドのスコアは150前後か、それ以上になることも珍しくない、というのがゴルフの世界でよく言われる感覚です。パーオンやボギーが取れるのはずっと先の話で、最初は「全ホールを回りきれた」だけで十分な成果です。
そのうえで、初心者のスコアの目標は次のように段階で考えるのがおすすめです。
- 第1段階: 全ホールを回りきる(スコアは数えられれば十分)
- 第2段階: 150を切る(大叩きホールを減らす)
- 第3段階: 130〜120台(ミスの後の1打が安定してくる)
- 第4段階: 110台〜100切り(初心者卒業の代名詞)
大事なのは、いまの自分の段階に合った目標だけを見ることです。初ラウンドで100切りを目指す必要はまったくありません。
初心者のスコアが大きくなるのは「構造」のせい
スコアの数字に落ち込む前に、なぜ大きくなるのかを知っておきましょう。
多くのゴルフコースは18ホールでパー72に設定されています。つまり、すべてのホールでプロ想定の理想的なプレーをして72打です。仮に全ホールをダブルボギー(パー+2打)で回れたとしても108打。これは初心者にとってはかなり上出来なプレーですが、それでも数字は100を超えます。
さらに初心者のうちは、1回のミスが次のミスを呼びやすいのが実情です。林に入れて出すのに2打、バンカーで3打、グリーン周りを行ったり来たり。1ホールで10打以上かかる「大叩き」が数ホールあるだけで、スコアは一気に膨らみます。
つまり、初心者のスコアが大きいのは才能の問題ではなく、パー72という基準の厳しさと、ミスが連鎖しやすい経験不足の掛け算です。経験を重ねれば連鎖は必ず短くなっていきます。

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段階別:次のラウンドで意識したいこと
段階ごとに、スコアを縮めるために効くポイントは変わります。
初ラウンド〜150前後の段階
この段階の目標は「前に進み続けること」です。飛ばそうとせず、当てやすいクラブ(7〜9番アイアンやウェッジ)を軸に運ぶと、大叩きが減ります。周囲の目が気になって萎縮してしまう人は、初心者が恥ずかしいと感じる場面との向き合い方も参考にしてみてください。実際のところ、同伴者はあなたのスコアをほとんど覚えていません。
130〜120台の段階
この段階では、ミスの直後の1打が分かれ目になります。林から欲張ってグリーンを狙わず、まずフェアウェイに出す。バンカーからは脱出を最優先にする。「次の1打を打ちやすい場所に置く」と考えるだけで、大叩きホールが確実に減ります。
110台〜100切りを狙う段階
ここまで来ると、技術よりもグリーン周りと心理面が課題になります。アプローチとパターの練習比率を上げること、そして「崩れかけたときに立て直せるか」が鍵です。上達のペースには個人差があるので、初心者がコースに出るまで・上達までにかかる期間の目安と照らしながら、焦らず積み上げていきましょう。
スコアの数字と上手に付き合う3つの考え方
最後に、数字との付き合い方です。スコアは上達の物差しとして便利ですが、振り回されると練習の楽しさまで奪われてしまいます。
1つめは、他人と比べず「前回の自分」と比べること。 ゴルフ歴も練習量も違う人との比較には意味がありません。前回150なら今回145、と自分基準で見るほうが成長を実感できます。
2つめは、合計スコアより「大叩きホールの数」を見ること。 合計は運にも左右されますが、10打以上叩いたホールの数は自分の判断の結果が表れやすい数字です。ここが減っていれば、合計が変わらなくても確実に上達しています。
3つめは、崩れたホールの「きっかけ」をメモすること。 ティーショットのOBから崩れたのか、グリーン周りで往復したのか。崩れ方には人それぞれのクセがあり、それを知ることが次の練習テーマになります。

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よくある質問
初ラウンドで160以上叩いてしまいました。向いていないのでしょうか?
向いていないと判断する材料にはなりません。初ラウンドの数字は、コースという未知の環境への慣れの度合いがほぼすべてで、才能とはあまり関係がないからです。2回目、3回目と回るだけで、同じ練習量でも数字は自然に縮んでいくことが多いです。まずは回数を重ねてから判断しても遅くありません。
女性初心者のスコアの目安は違いますか?
基本的な段階の考え方は同じですが、レディースティーの活用や飛距離の考え方など、女性ならではのポイントもあります。詳しくは女性初心者のスコアの目安をまとめた記事で解説しているので、そちらを参考にしてください。
スコアはいつから正確に数えるべきですか?
初ラウンドから正確に数えるのが理想ではありますが、進行が遅れるほど数え直すよりは、同伴者に申告して概算にしてしまって構いません。慣れてきたら「打った数を指で数える」「ホールアウト直後にすぐ記録する」を習慣にすると、自然と正確に数えられるようになります。
練習場ではうまく打てるのに、コースだとスコアがまとまりません
練習場とコースでは、ライ(ボールの状況)も1打の重みも違うため、ギャップがあるのが普通です。マットの上と同じ感覚で打てるようになるには、コースの経験値そのものが必要です。焦らず、まずは「大叩きを減らす」ことに集中しましょう。
まとめ
- 初ラウンドのスコアは150前後かそれ以上でも普通。落ち込む必要はありません
- パー72という基準の厳しさとミスの連鎖が、初心者の数字を大きく見せています
- 目標は「回りきる→150切り→130〜120台→100切り」と段階的に設定する
- 他人ではなく前回の自分と比べ、合計より「大叩きホールの数」を見る
- 崩れたホールのきっかけをメモすると、次の練習テーマが見えてくる
スコアの崩れ方には性格によるクセがあります。Golf Profiler(無料・約5分)で自分の崩れ方の傾向を知っておくと、数字との付き合い方がもっと楽になるはずです。